atomit's scrapnote
なぜ赤だったのかというと、新宿・花園神社の境内で始めた最初のテント公演が『腰巻お仙─義理人情いろはにほへと篇』という作品だったから。つまりあれは、女の人の腰巻きの色なんですね。
テントの中というのはね、非常にデリケートなものなんです。外界から中をさえぎっているのは布一枚ですから、町のノイズとの闘いです。パトカーとかヘリコプターの音が聞こえた途端、お客さんが日常の意識に戻ってしまうような芝居では成り立たないんです。だから、役者たちもテント公演でずいぶん鍛えられました」