泣く人は幸いである。
と、例えば、彼は言った。
これは、泣く人は選ばれた民だからだ。という解釈もできるし、
泣く人は謙虚なので神の声がよく聞こえるからだ。という解釈もできる。
が、
泣く人は今後しくじらないように自分で賢くなるからだ。という現実的解釈もできる。
主人公は、わたしとかあなたとか日本とかではないのだ。
だからこそ、よその国では竜巻で人が死んだり、ちゃらちゃらとロイヤルウェディングが行われたり、NATOが空爆していたりする。
だだっ広い世界においては、誰もが脇役に過ぎないのだから、みだりに神の名を持ち出さず、自分たちのミステイクは自分たちで淡々と始末しようぜ。
といった醒めた脇役主義こそが、真に神を畏れるということだろう。
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